早いもので今年もあと、80数日となりました。
この時期はいつも少しだけ物悲しい気もしますが、スポーツの熱い戦いが見れたり、美味しい旬のものがたくさん出てくるので、なんだかんだで楽しみがあったりします。
個人的には、スポーツ・食事・ファッションの順で楽しみがあります。
スポーツの話は、最近ちょっと多めなので食事について今日はちょっと書いてみようと思います。ファッションの話はまた今度にします。
突然ですが、皆さんは肉と魚、どちらが好きのでしょうか?
個人の肌感覚で判断すると、肉派が魚派を上回っているような印象です。7対3で肉勝利、みたいなイメージですが実際はどうなんでしょう・・・。
ちょっと気になったので調べてみると、某食品メーカーが年代別でデータを取っていたようです。それによると・・・
◯20代 肉派75.4%、魚派16.4%、その他8.2%
◯30代 肉派70.8%、魚派21.5%、その他7.7%
◯40代 肉派70.1%、魚派22.5%、その他7.4%
◯50代 肉派69.7%、魚派21.5%、その他8.8%
◯60代 肉派68.5%、魚派23.5%、その他8.0%
✳︎[Come on HOUSEからデータ引用]✳︎
という結果のようです。これらを平均化すると、肉派69.9%、魚派22.1%、その他8.0%だそうです。
話の流れということでイキオイで調べてみましたが、概ね予想と同じ結果だったという気がします。
ここにある「その他」というのはおそらく肉も魚も食べないビーガンのような方が1割弱ほどいる、ということなのでしょう。
このデータを見て気づくのは各年代で圧倒的に肉派が多いことと、加齢とともに魚好きが若干増える、という傾向が見られる点でしょうか。
まぁこのデータに対する質問は「メインディッシュは魚派?肉派?」というものなので、「どちらかというと」という意味が込められていると思います。だから肉派と答えた方の中にも魚料理が好きな方もいそうですし、その逆もきっとあるのでしょう。
個人的には、完全に魚派です。肉ももちろん大好きですが、どちらか選べと問われたら、間違いなく魚を選びます。
ただ、昔は完全に肉派でありました。寿司や刺身、煮付け、焼き魚などは好きだったものの、やはり焼肉やステーキなど肉料理の方が好きでした。一言でまとめるなら、年齢とともに嗜好が変化したのだと思います。
ただそうなった理由は明白で、脂っこいものを受け付けなくなった、という体質変化が理由ではありません。
むしろ魚料理の奥深さに気づいた点が最大の理由です。魚の種類の多さ、そして調理法の多彩さを年齢とともに知り得ていったから、というところでしょう。
あとは魚にあって、肉には無いものが「旬」だと思います。
ざっくりですが、地元の相模湾を参考にしますと、春の旬はカマス・ホウボウ・サヨリ・カツオなどがあげられるでしょう。
夏は、カワハギ、スズキ、カンパチ、キス、しらすなどです。そして秋は、サバ、イワシ、アジ、カレイ、タイなどでしょうか。
冬は時のものが減りますが、ブリ、ヒラメ、トラフグなどがあげられると思います。
僕は光り物が好きなので、この時期のものではサバ、アジ、イワシを楽しみにしています。スーパーでもよく並びますし、地元の魚市場に買いに行くこともあります。
前振りが長くなりましたが、個人的にはこの時期、一番楽しみな魚と調理法は、アジでアジフライになります。
おそらく日本人の多くが最も楽しみにしているのは、サンマになると思います。
僕ももちろん、サンマを楽しみにしています。でもそれと甲乙つけ難いほどに好きなのが、地魚のアジフライなのです。
どうして地魚にこだわるか、というと単純に鮮度です。刺身で食べられるほどの鮮度のものをフライでいただく贅沢、もうそれがタマりません!
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スーパーに売ってるアジフライでもこの時期のものはとても美味しくなります。とにかく脂がのっていますし、あのカリッ、サクッとした食感と肉汁ならぬ魚汁?、とにかく肉厚ジューシーでフワッフワな身の甘さ、魚肉の旨みは筆舌尽くしがたいと思っています。
そんなにアジが好きなら、刺身を食べたらいいのに、という人もいますが、刺身だとそんなにたくさんの量を食べられません。
それに油と火を通すことで、生臭さが消えて食感とフワフワジューシー感が増すので、刺身だけが魚を最も美味しく食べる方法とは言えないと個人的には考えています。
ちょっとアツく語ってしまいましたが、友達とこの時期にアジフライを食べに行くと不毛な論争が生まれます。
それは調味料に何を使うか、というものです。
ソース派か醤油派か、はたまた塩派まで派閥が生まれ、変化球なところではタルタルソースはアリか、ナシかまで議題?は広がります。
本当にいい歳をしたおっさんが死ぬほどくだらないテーマで激論を交わすのですが、こんな話をしている時こそ僕は幸せを感じてしまいます。
それぞれの派閥の意見をまとめると、アジフライは魚料理である。だから醤油が最も合う調味料である。フライ料理として認識するなら、ソースを使いたまえ、というものが醤油派になります。醤油派はちょっとインテリ系というか、面倒臭い人が多い印象です。
ソース派の人は、理由なんかねぇよ、ソースが一番合うだろ、というようにちょっと乱暴な脳筋派と言えるでしょう。ただ、ソースはウスターソース派ととんかつソース派に分かれるので、ソース派もやっぱり面倒臭い人達です。
塩派に関しては、身が脂っこいんだから塩でさっぱり食べるのが一番良い、天ぷらと一緒、という可もなく不可もない意見に終始します。
タルタルソースはアリかナシか、という問いには皆が100%アリ、と答えるので議論になりませんでした。
個人的には、ソース、醤油、塩、あればタルタルソースも全て使う派です。大体いつも2−3人前くらい食べるので味変が楽しいですし、それぞれの良さがあるので、別に全部楽しめばいいじゃないかというのが僕の意見です。でも一番好きなのは、とんかつソースを少しかけてそこにタルタルをONする食べ方かもしれません。 もし湘南や三浦半島に来る機会がある方は、この時期の味フライを是非味わっていただきたいと思います。なるべく漁港が近くに有るところでの食事をオススメしたいです。
蛇足ながら、アジフライつながりでもう少し加えると房総半島周辺で捕れる黄金アジでのそれもなかなか美味いです。
本当にアジが全体的に黄色っぽくて黄金アジという名にふさわしい美しい色の個体が見れます。黄金アジの旬は夏らしいのですが、年中捕れるので僕は毎年この時期、アジフライだけを食べに千葉の金谷まで遠征しています。
遠征と言っても久里浜港から金谷までフェリーが出ているのでそれに乗るだけです。車も含めて乗船できますが、ビールを飲みたいので手ぶらで行くことがほとんどです。ちょっとした旅行気分も味わえますし、所要時間は40分と長過ぎず短過ぎない丁度良い時間なので、デートもありかと思います。鋸山までロープウェイで登って、絶景を楽しんでからのアジフライ、も楽しそうです。
というわけで今日もなんだかよく分からない話になりましたが、アジフライが食べたくなってもらえたら嬉しいです。
上記の写真は自前写真です。僕も書いてたらお腹が減ってきました。今夜はアジフライとビールでキメたいと思います。
ありがとうございました。