徒然日記

シビれました。

ナリーグのディビジョンシリーズ1、2戦が終わりました。

どちらの試合もシビれました!

1戦目の大谷選手の活躍とドジャースタジアムの盛り上がりは、凄いものでした。

山本選手はややほろ苦い結果になりましたが、パドレス戦でもう一度投げる機会があるかもしれないので、ぜひ再度調整をしっかりして準備をしてほしいものです。

それにしても大谷選手のあのホームランは何なんでしょう・・・。スタジアムが揺れるとはまさにあの瞬間でした。

ドジャースはこれまでのポストシーズンでゲーム中に0−3でリードされた時の勝率が0勝14敗だったそうですが、見事に悪しき前例を塗り替えました。ただ悪しき前例?とは呼べないのかもしれませんが、レギュラーシーズンで活躍した選手が、ポストシーズンでは活躍できないジンクスはやはり野球でもあるようです。

ドジャースMVPトリオの一角であるムーキーベッツ選手は、ここ数年のポストシーズンで結果を出せておらず、調べてみると2年前のディビジョンシリーズ3戦目目で最後のヒットを打って以来、29打数0安打というデータが出ています。本日の試合では、ホームランかと思われたところですが・・・プロファー選手の攻守に阻まれてしまいました。

リーグは違いますが、一昨年のアーロンジャッジ選手もポストシーズンでは不振だったのを思い出します。62本のホームランを打ったシーズンであったにも関わらず、肝心な舞台で数字を残せなかったので、NYのファンやメディアに叩かれていたことを思い出します。

またスポーツも違いますが、サッカーのW杯などでもグループリーグで活躍した選手が、準決勝や決勝でPKを外すシーンもスポーツの悲劇としてよく知られています。

今あげた選手たちを大舞台で活躍するためのメンタルが弱い、と決め付けるにはあまりにも根拠がないので、勝負における「運」の大きさ、重要性を感じさせてくれます。この「運」がどのように転んでいくのか、個人的にはそれも短期決戦の楽しみの一つです。

今日の2戦目は、ダルビッシュ選手が圧巻のピッチングを見せました。7回3安打1失点という結果でしたが、安定感のあるピッチングでした。ただ、ダルビッシュ選手にも幸運はあったと思います。ドジャースのバッターに芯でとらえられた打球もありましたが、攻守や野手の正面にボールが行った場面も見られました。ベッツ選手の打球も然りです。1球で流れが変わるのも野球の醍醐味ですが、今日のダルビッシュ選手の良い流れを崩すようなものは最後まで見られませんでした。今日はダルビッシュ選手の日、パドレスの日だったのでしょう。                                       途中、レフトのファンからボールを投げられたり、ペットボトルが投げられたりで、ゲームが10分も中断する場面もありましたが、これがパドレス勝利の流れを決定的したような気さえします。

3戦目からはパドレスの本拠地、ペトコパークでの試合になります。

この2戦のうち、ドジャースが1勝でもすればドジャーススタジアムに帰ることができます。

ただ今日の勝ちっぷりから、気持ち良く次戦に望めるのはパドレスになるでしょう。

当然ホームで2連勝を狙ってくるはずです。2−2で決戦はドジャースタジアムで、というのが多くの日本人ファンが願うシナリオのような気がしますが、どうなるのでしょうか・・・。

個人的には今後の楽しみは、日本人選手の活躍と短期決戦特有のシンデレラボーイの出現、あとは運がどのように転がるか、というこの3点を見どころしたいと思っています。

大谷選手は本日2戦目で快音を響かせることが出来ませんでした。ただ中継で抜かれた時に笑顔を見せています。チームがリードされている時に笑顔で居られるということは、リラックスして楽しんでいる証拠なので3戦目以降の爆発も期待できそうです。WBCのメキシコ戦の時もリードを許している時に、1人楽しそうに笑っていたシーンが思い出されます。

ドジャースの投手陣のロースターにはカーショー選手、グラスノー選手、ケリー選手、グラテロール選手など、軒並み主力投手、リリーフ陣が入っていません。投手力では圧倒的にパドレスが優位に思えます。

レギュラーシーズンでもパドレスは8勝5敗とドジャースに勝ち越しているので、全く苦手意識みたいなものは無さそうです。

1−1のタイとなったここからがきっと総力戦となるのでしょう。ワールドシリーズまでの決戦の中に日本人選手が含まれている幸せを感じながら、この戦いを見守りたいなともいます。

と素人のクセに専門家のようなことを書いてしまいましたが、スポーツ選手ってカッコイイな、スポーツってイイなとこんな時に思ってしまいます。日本のプロ野球でも今週末からCSが始まり、日本シリーズまでの戦いが始まろうとしています。

野球に限ったことではないのですが、スポーツ選手の勝利の喜び、敗北の悔しさ、みたいなものをここ何年も自分は味わっていないことがなんだかちょっと寂しく感じます・・・。 もちろん1社会人と世界と戦うスポーツ選手では立場はあまりにも違いがあります。

ただ、スポーツ選手がゲーム中に発揮する集中力だったり、勇気、決定力みたいなものは社会人の仕事でも求められているので、彼らの活躍を糧に僕もちょっとでも頑張りたいな、と思うところです。

では皆様も良い1日を。ありがとうございました。