徒然日記

春を待ち望むおっさんがオススメする、三浦半島の休日。

今月ももうすぐ終わりです。

暦上、立春を迎えましたが2月は1年もうちで最も寒い月なので、個人的にはまだ冬であり、桜が咲いてからが春、という感覚を持っています。

一応、僕は三浦半島に属する土地に住んでいるので、このエリアでの個人的な春の楽しみを書いてみようと思います。今日は写真をいくつか添付してみます。一応書いておきますがタイトル画像含めて全部自分の携帯で撮った写真です。ネットとかでパクったものではありません。

僕は花の中で一番好きなのが桜なのでこの時期になると、桜の開花が待ち遠しくてソワソワします。東京の開花予想は、3月25日なのだそうです。あと1か月ちょいですね・・・。

僕は神奈川住みなのですが、ソメイヨシノの開花前にほぼ毎年、足を運んでしまう場所があります。

それは、京急の三浦海岸駅です。ご存知の方も多いと思いますが、こちらは駅前から京急沿線にかけてとても綺麗な河津桜を見ることが出来ます。また河津桜の下には菜の花が植えられているので、ピンクと黄色、そして緑が川のように流れる景色が広がります。駅から公園までの約1キロの間に1000本の桜があるそうです。

あんまり良い写真ではないのですが、去年だか一昨年だかに撮った写真を貼ってみます。しつこいですが自前写真です(著作権云々とか言われると面倒なので)。          自己弁護させていただくと、もうちょいマトモな写真があったはずなのですが、携帯を水没させてしまったので・・・クオリティに欠けるのは認めます。サーセン。          まぁこんなイメージですよ、というのが感じていただけたら嬉しいです。

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ちな、三浦海岸駅前はこんな感じです↓人の顔がたくさん写ってしまうので広場裏からのアングルではありますが、三浦の海の幸やお土産、屋台などがたくさん出ています。パンチの効いたお土産として三浦大根を使った大根焼酎なるものがあります。

で、線路沿いのイメージとして、こんな感じです↓
で、桜と菜の花のイメージはこんな感じです↓

今日現在、まだ1分咲きらしいですが、ここからの開花スピードは意外と早いのでそこだけ注意ですね。僕は余裕をぶっこぎ過ぎてピークを逃してしまったこともありました・・・。

気になる方は、【三浦海岸 河津桜 開花情報】とかでググってみてください。ある程度開花してくると、更新頻度がかなり高くなっていきます。

不親切だな、リンクを貼れよ、と思う方もいるでしょう。もっともです。

でもこういうのは自分で色々調べていくのも楽しみの一部であると思うので、僕はザックリな情報だけ載せておいて書き逃げしようと思います。サーセン。

ちなみに可能であれば、平日に訪れた方が良いです。土日は結構混みます・・・。    例えば、土日の浅草寺の参道ほどではないものの、それに準じるくらいの人出は覚悟しましょう。写真撮影で人の流れが止まったり、良い撮影ポイントでなかなか写真が撮れなかったりするのでカメラ小僧な方は、ちょっと早起きすると競争率は低くなるかもしれません。

んで次は場所ではなく、食べ物です。個人的に楽しみにしているのは、生しらすと生わかめ、アカモクの海藻類です。

まず湘南エリアのしらすは、現在禁漁中となっています。それが3月11日に解禁します。あの未曾有の大災害と同じ日です。個人的には、3.11に僕はあまり海付近には近づかないようにしています。

それは、なんとなく決めたことなのですが、その日は命についてちょっとだけ考える日、と言いますか生きてることを感謝する日にしたいのでなるべく部屋でのんびりするようにしています。

そう、その日に近所で禁漁明けのしらすが食べられたら良いのですが、実は僕は3.11に地元の朝どれ生しらすを食べたことはありません・・・。大体出張で地方にいたので、物理的に無理だったこともあるのですが、例年しらす漁の解禁日は漁獲量が少なかったり、時化で海に出れず、みたいなことが続いているようです。今年はどうでしょうか・・・。

しらすを食べる時にいつも思うことですが、この一杯の丼の中に、箸のひと掬いの中に何匹のしらすがいるのだろう・・・と。しらす丼一杯あたりで1000−2000匹と、お店のひとに聞いたことがありますが、大体10gで約100−150匹なのだそうです。

しらす丼を食べてる時によーくどんぶりを見てみるとたくさんの目があることに気がつきます。「あーオレ命を今いただいてるんだ・・・」という気になります。

だからしらす丼を食べ終わると、つい「ごちそうさまでした」という言葉が口に出てしまいます。これは僕だけでなく、友達を観察していても同じ行動を取るので結構面白いな、と思っています。

⇧こちらは逗子駅前の某居酒屋さんで出している生しらす丼です。しらすの旬には諸説ありますが、それぞれ春・夏・秋と言われています。個人的には断然、夏のものが好きです。それは個体本来の甘みに苦味があって、それがとても爽やかだからです。書いてて思いましたが、僕のしらす愛はかなり深いのでこの辺で止めておきます。なんだか後数十ページ、書き込んでしまいそうなので・・・。

次は海藻類の話ですね。

2月−4月は風の強い日が多くあります。2月はまだ早いのですが、特に4月の強風の日、もしくはその次の日の朝、ちょっと気合を入れて浜に行ってみてください。とても新鮮なワカメやアカモクをたくさんゲットできます。                       これらのものを海中でカットして持ち帰るのは、漁業権違反になりますが、流れ着いたものを拾う分にはそれに抵触しません。ビニール袋、軍手、タオルだけ持って湘南エリアの浜をうろついてみてください。上記のような日は、地元民たちは落穂拾いならぬ、ワカメ拾いをしています。中には長い棒を持って波打ち際で大物を手繰り寄せている人などもいますし、オバちゃんやオッさんがビニール袋片手に波打ち際を歩いていたら、ほぼワカメ拾いの方々です。どれがワカメか、もしくはアカモクなのかよく分からない、という人は思い切って拾ってる方に話しかけてみることをオススメします。ただ、あまりにも真剣な顔をしている人はちょっとヤバいかもしれませんが、邪険にされることはないと思います。       僕はSUP終わりにボードを置いて、ウエットスーツを着たままワカメやアカモクを拾うので、濡れてもなんともありません。なのでちょっと深いところに漂っている大物を、たまにオバちゃんにあげたりしますが、ワカメ拾いの方々はとてもフレンドリーなので気持ち良いやり取りになります。

ワカメを拾ってきたら、熱湯でサッと茹でます。その前に綺麗に水洗いし、ワカメの葉の部分、茎の部分、根の部分(メカブ)部分に分けるのですが、こちらも詳しくはググってみてください。あ、横着でさーせん。

茶色が鮮やかな緑色に変わる様は、不思議なことに何度見ても「綺麗だなぁ」と思ってしまいます。しゃぶしゃぶで食べても良いですし、水気を切ってポン酢で食べてもサイコーです。多くの人は生といっても塩漬けのものを食べてると思いますが、新鮮な生わかめの味は格別です。塩漬けとは別物のうまさです。僕は散々それらを堪能した後、乾燥わかめを作っています。

⇧こんな感じで干します。この日は雨の日だったので、室内干しになりましたが、実は部屋の中でも時間をかけたら乾燥します。でもホコリとかの問題で気になる人も多いでしょうし、やっぱり日光を浴びせたワカメの方が美味しく感じます。個人的には家に誰かいるなら、断然外干しをオススメします。

⇧こんな感じでパリパリに水分が飛んだら、完成です。ラーメンやうどん、味噌汁に入れtも食べられますし、冷凍すればかなりの期間もってくれます。乾燥が良いのは、ちゃんと出汁が出るところです。ご飯と調味料、乾燥ワカメで炊飯したら市販を超えた感動を得られます。おにぎりにしてもサイコーです。

アカモクに関しては、紐のような茎は食べても不味いので、葉の部分をしっかり分けて同じように熱湯で煮ます。

こんな感じで色が、熱を通すと↓のような美しい緑色になります。

まな板の上で細かく刻んで出来上がりです。これも乾燥出来ますが、細かいので茎のまま茹でて乾燥後に分別するという作業が発生するので、僕はアカモクに関しては食べ切るか、茹でてからそのまま冷凍保存にします。こうやって写真を見ても美しさになんかコーフンします。春がとても待ち通しいです!!

ちなみに蛇足ですが、皆さんカメノテをご存知ですか?これはテトラポットや岩場の隅に群集している生き物ですが、茹でて食べると本当に美味いです。可食部は少ないですが、ザックリ言うとエビとカニを足して2で割ったような味がします。酒のつまみにはサイコーです。

他の県の漁業権は知り得ませんが、神奈川県に関しては、カメノテの採取も漁業権違反に抵触していません。そもそも磯などで一般の人が道具を持つこと自体が禁止されてる場合もあるので、他府県の方は取る前に、在住地の漁業権を調べてみてください。勝手なことは言えませんが、カメノテを取ることを禁止されていなければ、ドライバー1本で楽しむことはできます。                                      蛇足ですが、潮溜まりのような場所は、小さな魚や海藻類、イソギンチャクやカニ、ウニなど、生命のゆりかごと言いますか、たくさんの命が宿る小惑星のようなところです。たまには童心に帰ってそれらを観察するのも一興です。ただ滑りやすかったり、足を切ったりするのでその注意と、冬の海水温は気温よりは温かいものの、やはり冷たく感じます。それらに気をつけないといけません。

ダラダラ書いてきましたが、最後にやっぱり僕がオススメしたいのは、海沿いを歩く、です。車を利用したり、バスなどの交通機関を利用するのも良いと思います。でも一番海を眺めることができ、潮風と太陽、風を感じることが出来るのはやっぱり徒歩だと思います。 この風景、素敵だなぁと思ったらいつでも立ち止まれますし、乗り物に乗っていたら気付けない景色を目に焼き付けることができます。                     個人的には歩くのが好きなので、つい海沿いを何キロも歩いてしまいますが、知らず知らずのうちにこんなに長い距離を歩いてしまった、という感じです。歩いている時は、ただただ気持ち良く、五感を通じ全身で海を楽しんでいるのだと思います。

特にこの時期の海はとても綺麗ですし、浜にもそこまで多くの人はいません。少しずつ太陽の光も力強さを増してきており、そうしたことを感じられるのも海沿いを歩く楽しみかもしれません。

ここでサクッと1ヶ月以内に撮った鎌倉、逗子、葉山、横須賀の写真を添付してみます。

⇧稲村ヶ崎から江ノ島(鎌倉)

⇧同じく稲村から江ノ島(鎌倉)
⇧海とはちょっと関係ありませんが、極楽寺で目があったタイワンリス(鎌倉)
⇧披露山から富士山と江ノ島(逗子)

⇧逗子海岸から富士山、江ノ島(逗子)

⇧逗子海岸からの夕日(逗子)
逗子海岸のトンネルから富士山と江ノ島(逗子)
⇧長者ヶ崎から富士山(葉山)
⇧森戸神社裏から夕日(葉山)
⇧一色海岸からの夕日(葉山)
⇧堀内から夕日、富士山と江ノ島(葉山)
⇧秋谷から(横須賀)
⇧秋谷からの富士山(横須賀)
⇧立石の海(横須賀)
⇧大楠山山頂から相模湾と富士山(横須賀)

自分で1ヶ月以内、と縛りを設けてしまったので、意外と写真の数がありませんでした・・・。もっと載せたい気もあるのですが、時間がかかるので今日は割愛します。   あと僕は富士山と江ノ島が大好きなので、ついそれらの写真を撮ってしまいます。    江ノ島を撮るときにはヘンなコダワリがあって、灯台が光る時間帯での撮影は、それを写真に写し込みたいというものです。だから僕の写真には大体江ノ島灯台の光が写ってます。タイミングを逃すと写らないのでいつもリズムを刻みながら、光りそうな時にシャッターを押すのです。

三浦半島全般に言えますが、鎌倉から逗子・葉山・横須賀にかけて低山がたくさんあります。とても気持ちのよいハイキングコースがあるので、そちらにも是非挑戦していただきたいです。低山ではあるものの、意外とアップダウンと蛇行あるコースが多いので、良い運動にもなります。普段運動不足なのに、ナメてかかると筋肉痛は必至です。

海沿いからハイキングコースに入ってやや高いところから景色を楽しみ、カフェやレストランで食事をする、この流れがとても好きです。素敵で美味しいお店がたくさんあります。デートにもぴったりですし、喧騒から逃れて一人でいたい方もきっと楽しめることでしょう。

マイカーでドライブも楽しいと思いますが、駐車場が限られる場所もあるのとやっぱりお酒を飲めないので、僕の友達には電車でこちらへ来てもらうことがほとんどです。海を見ながら飲むビールよりも素晴らしい行為を僕は知りません。本当にサイコーです。       まぁでも、ただただ愛車やバイクで海沿いをドライブするのもそれはそれでとても楽しいものです。その日の気分で行程を決める、っていうのもアリかもしれませんね。

このエリアは、シーサイドにとても素晴らしいホテルもたくさんあります。カップルの方は遠くに行くくらいなら、ぜひ逗子・葉山・鎌倉・横須賀を候補に挙げていただきたいものです。ちょっとお値段が張るところもありますが、そういう場所はレストランを併設してるのでサイコーの食事をサイコーの場所で、サイコーの相手と楽しむことが出来ます。

まぁでも大好きな人と海沿いを歩くだけでサイコーでシアーセですよね・・・。

あ、2人の小旅行の思い出にシーグラスを拾うのも楽しいです。ワカメ拾いよりずっとオシャレなのは確かです。

おっさんだと絵にはなりませんが、結構これは楽しいものです。器用でセンスのある方は、これらを加工してインテリアやジュエリーにも挑戦していただきたいです。             センスのない方は、これらを集めて空の瓶に入れてみてください。それを部屋に置くだけでとてもオシャレに見えてきます。

というわけで、今回はなんかムダに超大作になりました。またいつかこのエリアのことを書いてみたいと思います。書きながらついついあれもこれも思い出してしまうのでグダグダになってしまいます。今後はもう少し洗練された文章になると良いのですが、果たして・・・。

読んでいただき、ありがとうございました。

これを読んでくださった方といつかどこかの海や森で会えますこと、楽しみにしております。

では良い1日をお過ごしくださいませ。

応援・ファンレターをお待ちしております!ありがとうございます

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