徒然日記

超速?なにそれおいしいの?

気づかぬうちにもう9月も後半戦です。気温もまだまだ高いけど、スポーツ好きにはたまらない季節になりました。MLB、NPBも佳境を迎えてきましたし、海外サッカーも開幕し、Jリーグも毎週熱いゲームが展開されています。来月にはNBAも始まるのか・・・。    他にも、ゴルフやテニス、陸上競技に格闘技、F1・・・楽しみは続きます。とにかくプレイヤー、競技者の方々には怪我に気をつけて良いパフォーマンスが発揮されるように祈るばかりです。

最近は大谷翔平のことに少し触れてきたので、ラグビーのことをちょっと今日は書きたいなと思います。つい先日、パシフィックネーションズカップ2024大会(以下、PNC2024)が終わりました。日本は決勝に進出しましたが、フィジーに17−41で敗れました。惜敗、という言葉は該当せず、むしろ力負けという言葉の方がふさわしいようなゲームでした。

ちょっとゲーム内容とは違う点について触れたいのですが、報道では日本「準優勝」という表記も見られました。またかつて日本代表だった関係者からも「準優勝」というコメントがありました。あくまで個人の意見ですが、僕は「準優勝」という表現にかなり疑問を感じています。正直あまり好きではありません。それはなぜかと言いますと、砕けた言い方をすればスポーツは勝者が一番エラいからです。英語でも[Winner takes all]という言葉がありますが、オイシイところは勝者が全部持っていくべきだと思っています。          ジュニア選手や子どもの大会で準優勝という表現を使うのは、教育上良いかもしれません。    

ただチャンピオンスポーツ、国同士の対抗戦などにおいては、それはどうなのでしょうか・・・本気で勝ちに行った者に対して2位おめでとう、って言えるでしょうか・・・。僕はそれはむしろ侮辱のように感じます。「準優勝」にはそんな意味が込めらえている気がするので、優勝に準ずる結果などない、というのが個人的な見解です。            もちろん勝者であろうと敗者であろうと、全力で戦った者たちへの敬意はもちろん持つべきです。それは強く思います。ただそれとこれとは別に考えるべきです。         今後の日本スポーツ界の更なる発展のためにも、この「準優勝」という言葉は特にマスコミの方には封印していただきたいなぁと勝手に願っております。

そう、PNC2024の話でした。決勝の対フィジー戦、日本は前半を10-10で折り返しました。攻守の切り替えと展開の早いラグビーで見ごたえはありました。でも後半は局所局所で競り負けたり、判断が遅れたりで相手SOに好きなようにプレーをさせてしまいました。  ある程度、FW陣も頑張っていましたが、相手の勢いをどうにも止められません。     結果論だけでいうならば、60分でゲームは終わっていたのかもしれません。

個人的には、こちらがやりたかったプレーをフィジーにやられて負けてしまった、という感想です。エディ監督が標榜していた「超速ラグビー」を実践していたのは、むしろフィジーだったと思います。特に後半はスペースにどんどんとボールが放り込まれ、それが繋がっていくさまはセブンズラグビーを見ているようでした。                                    もちろん前後半、日本にも良いプレーはありました。                 ただ細かいハンドリングや基本プレーにすらミスが出ていたので、フィジーの目に見えない圧力は観客が想像する以上、選手にはあったのかもしれないと感じました。        普段なら犯さないミスが出てしまう時は、たまたまそれが出たのではなく、相手によって誘発された、と考えるべきなのです。                          今回の日本代表は、エディジョーンズ監督以前のメンバーが一掃されて、若いメンバーが中心となっています。まだ経験が圧倒的に足りないのは否めません。でも経験のないプレイヤーを起用するなら、リスクを冒すようなプレーや過去の日本とは全く異なるようなプレーも見てみたかった・・・と思います。そうでないと、メンバー変更の意味がないからです。   今回、経験値を上げたメンバーが今後どういうプレーを見せるのか、楽しみにしたいと思います。

しかしこのままのメンバーで来月オールブラックスと対戦するのでしたら、見ている方もかなりの覚悟を強いられそうですね・・・。フィジーにさえ、これだけボコられたのですから。                                       ただ、どんな相手だろうと勝利する覚悟とメンタリティーは持ち続けて欲しいですね・・・。自軍フィールドにボールウォッチャーなどいらないので、フィジカル・メンタルともに80分間戦い続けられる選手のみ、起用されることを願っております。

そう、また話が逸れますが10月26日に日産スタジアムに行かれる方、オールブラックスのジャージーを着ていくのは、やめませんか!その黒いジャージーを着るのは、11月3日のイングランドーNZ戦まで一旦待ちましょう!まぁでも日本代表が負けて欲しい、オールブラックスの勝利を応援したい方は黒ジャージー着用でも良いと思います。

でもこれは結構マジメな話で、他国チームの憧れから脱却出来なければ、勝利するなんて永遠にできないからです。                              サッカーのW杯やWBCの時、対戦国のジャージーを着る日本人はいたでしょうか?     おそらくはいなかったでしょう。国旗入りの代表ジャージーをファンが着るという行為は、選手と共に戦う意志表示でもあります。その感覚を日本の一部のラグビーファンにも持って欲しいです。日本はラグビー弱小国ではないですし、世界とも十分戦える存在なのです。    大谷翔平がWBCの決勝前にロッカールでのコメントを覚えてる方もいると思います。それは「憧れるのをやめましょう」でした。ラグビーにも当てはまるのではないでしょうか。

またまた蛇足になりますが、僕はかつてニュージーランドに住んでいたので、オールブラックスは世界で2番目に応援しているラグビーチームです。自分の体には、オールブラックスの象徴であるシルバーファーンのタトゥーも彫ってあります。               でも当たり前のことですが、僕は10月26日、赤白のジャージーを着て、日本代表を応援したいと思っています。 2年前の対オールブラックス戦は31−38で敗れました。あれも後半、もう少し工夫があれば日本が勝てた試合だった、と今でも思っています。         NZメンバーが2軍だったから善戦できたという人もいますが、国を代表するジャージーを着ているチームに1軍も2軍もないのです。今回もどんなメンバーで来日するかは分かりませんが、ジャイアントキリングを祈りたいです。すでにマオリオールブラックスには勝っているので、なおさらです。 

僕はおっさんなので、日本代表がオールブラックスに世界記録で敗れたあの第三回W杯、17-145の試合を今でも覚えています。ニュージーランドに住んでいた時も、何度もそれをあちらの友人たちからバカにされてきました。このトラウマをできるだけ早く日本代表によって解放してほしいのです・・・・。

また壮大に話が逸れてグダグダになってしまいましたが、たまにはラグビーの話もポツポツ書いていけたら、と思います。ラグビーは素晴らしいスポーツですから!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。