前職で同部署の同じチームだったワカモノから電話があった。マイナートラブルの解決法を聞かれてたので、知ってることを伝えたのだが要件が済んだのに何か彼の歯切れが悪い。 どした?なんか他に問題があるの?と聞いたら、「実は・・・」と語り出した。
どうやら僕と同世代の古参ヤローが、わがまま放題で困っているらしい・・・。
このおっさんは普通の人が1日でこなす仕事量を、1週間もかけてやるようなヤツである。 誰かがそれを指摘し改善を促すような発言をすると、自分のことを棚に上げ、突然キレて大声を出すのだ。こうなってしまうと業務中であっても、もう職場には戻ってこない。どこかに消えて本社の人事労務部に、パワハラ被害として2時間くらい訴える恐怖の長電話コースだ。 人事労務部の人たちからも半ば、呆れられているのは周知の事実であるのだが、本人だけは気づいていない。ある意味、相当な「レジェンド」なのだ。
残念ながら、個人的にはこのおっさんとの間にトラブルはなかった。残念ながら、としたのは、機会があったら彼と小一時間ほど誰もいない、監視カメラのない裏口あたりで仕事について語り合いたい、と思っていたからだ。でも結局そんな機会は訪れなかった。
ともかく僕は電話をくれたワカモノに、困ったら録音と録画をすすめ、励ましながら電話を切った。
同族嫌悪みたいなものなのか、僕はエラそうなおっさんが、とにかく嫌いである。 同じエラそうでもワカモノならまだ許せる。 いろんな人に尊大な態度を取り続けていたらどうなるか、普通ならいずれは分かる。 少しでもまともな人間ならきっとある時期を境に気づいて変われるからだ。 だけどおっさんでそうだと、難しい。気づけないし、気づいてももう直せない。 自分も紛れもなくおっさんだし全ての同世代を応援したい気持ちもあるのだが・・・。
PR
この類の話を見聞きすると、僕はいつも高田純次のことを思い出す。
「年をとってやっちゃいけないのは、説教・昔話と自慢話」 「そしたら話すことが下ネタしかなくなっちゃったんだけど」
こんな名言、格言ありますか?ちゃんとオチまでつけて。
個人的には日本国憲法にコレ定めたらいいんじゃないか、と思うくらい完璧な理だと思っています。もしおっさん、おばちゃん、ジOバOがこれを守れたら、もう最強じゃないですか? 世代間の隔たりもある程度は解消されるでしょうし、いつまでもズルズルとワカモノに席を譲らない、も減るでしょう。 より良い形で次世代へいろんなことを継承できそうな、パワーワードたちですよね。
ただこの教え、なかなか守るのが難しい時が僕にはあります・・・個人的には自慢できるような話を持っていないですし、人に説教できるようなストーリもないのでこれらはなんとかイケます。ただ昔話はつい、無意識にしちゃってる時があるんですよね・・・恥ずかしながら。
もう高田純次師匠に倣って、下ネタに全フリするか・・・ だけどあの人は実はめちゃくちゃルックス良いから、下ネタ言っても許されるんだよな・・・それにZ世代は、下ネタにドン引きするやつも多いから・・・うーむ・・・
まぁともかく、自分が若かった頃にカッコ良い大人たちが教えてくれたこと、僕も次世代に伝えられたらいいな、と思います。 だけど、自分があの時の大人たちと同じくらいの年齢になっているのに、なんだかちっとも同じではないような・・・昔の大人たちはカッコ良かったな・・・ みたいな感じでやっぱし無意識に昔話、昔を美化してしまうクセが出てしまいます・・・イカン、イカン・・・。
高田純次は1日にしてならず、ですね。もうちょっと修行を積みたいと思います。
ではでは皆様もよい1日を!